― 「イディアルリフティング」の製造販売による特許権侵害 ―

 

秋田住友ベーク株式会社(住友ベークライト株式会社の関連会社)が製造、オリンパスメディカルシステムズ株式会社が、平成19年4月より販売を行っていた「イディアルリフティング」に関して、鮒田式胃壁固定具の特許権(特許権者:鮒田昌貴)の専用実施権を得て、鮒田式胃壁固定具を製造販売しているクリエートメディック株式会社は、秋田住友ベーク株式会社及びオリンパスメディカルシステムズ株式会社に対して特許権侵害差止等請求訴訟を平成20年7月17日付で提訴しました。

 

約3年間の裁判を経て東京地方裁判所は平成23年6月10日付で、特許権の専用実施権の侵害を認め、被告(秋田住友ベーク株式会社、オリンパスメディカルシステムズ株式会社)に対し損害賠償金の支払を命じる判決を言渡しました。

 

その後、控訴期限の平成23年6月24日までに秋田住友ベーク株式会社及びオリンパスメディカルシステムズ株式会社は控訴をせず、本判決は確定いたしました。

 

秋田住友ベーク株式会社及びオリンパスメディカルシステムズ株式会社の「イディアルリフティング」(医療機器承認番号21900BZX00679000)(国際医療福祉大学病院 外科教授 鈴木 裕氏他により共同開発)の製造・販売が鮒田式胃壁固定具の特許権を侵害したことが判決により認められたということになります。

医療の進歩と発展を共に志すべきもの達によって、こうした特許侵害が公然と行われてきたことに関してきわめて遺憾です。

判決文のダウンロード
20110706104543.pdf
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