講演テーマ1
「考案者だからこそ語れる鮒田式胃壁固定具の真実」
― より安全な胃瘻造設、胃瘻交換、在宅栄養をめざして ―
【キーワード】
鮒田式胃壁固定具、胃壁固定具、経皮内視鏡的胃瘻造設術、PEG、経皮的胃壁腹壁固定法、在宅栄養
【内容】
経皮内視鏡的胃瘻造設術(PEG)で用いられている鮒田式胃壁固定具の考案から約20年。より安全な胃瘻造設、胃瘻交換、在宅栄養を実現するために、考案者の視点から鮒田式胃壁固定具の真実を1問1答形式でわかりやすく、また実践的にお伝えします。
【講演時間】
60分~90分
講演テーマ2
「医師が医療機器を考案したらすぐに行うべきこと」
― 鮒田式胃壁固定具を考案してはじめてわかったこと ―
【キーワード】
鮒田式胃壁固定具、経皮内視鏡的胃瘻造設術、PEG、特許、市販化
【内容】
医師は医療の現場で遭遇するさまざまな課題から、新たな医療機器の考案に至ることがあります。そうした現場から生まれたアイディアは、真に医療に貢献できる医療機器となる可能性を秘めていますが、進め方を間違えると誰にも知られず消えていく運命となります。
鮒田式胃壁固定具を考案した経験から、考案したらすぐに行うべきことを分かりやすくお話させていただきます。
【講演時間】
60分~90分
講演料・講演条件
別途、お問合わせフォームからお問合わせください。
講師略歴
1954年1月29日 三重県にて出生
1980年3月 三重大学医学部卒業後、三重大学第二外科へ入局
1982年7月 三重県上野市民病院外科勤務
1983年4月 三重大学医学部大学院医学研究科へ入学
胸部外科を研修、新生児・乳幼児の手術、乳癌・甲状腺癌の手術、食道・胃・大腸などの消化器癌の手術を数多く手がける
1987年3月 大学院を卒業し、医学博士となる
学位論文「ラットを用いた人工肛門造設に伴う腸管の炎症性変化に関する研究」
1987年4月 三重大学医学部付属病院第二外科助手
1987年7月~1988年12月
和歌山県新宮市立市民病院外科医長
三重大学第二外科非常勤講師
1989年1月~1991年11月
三重県四日市市の小山田記念温泉病院外科部長
独自の手術手技「鮒田式経皮的胃壁固定法」の研究開発学会発表などを行い、「鮒田式胃壁固定具」の特許を出願 出願日:平成2年(1990年)12月29日
1991年12月 三重県松阪市上川町に「ふなだ外科内科クリニック」(外科・内科・消化器内科・肛門外科・整形外科・リハビリテーション科)を開業
1993年5月 「鮒田式胃壁固定具」を株式会社クリエートメディックより製品化
1993年6月 「鮒田式胃壁固定具」特許取得
1996年4月 HEQ研究会 三重県幹事
(Home health care,Endoscopic therapy,Quality of life)
2006年5月 「鮒田式胃壁固定具Ⅱ」の特許①を出願
2008年3月 「鮒田式胃壁固定具Ⅱ」の特許②③を出願
2008年9月 松阪地区在宅栄養研究会 設立、代表世話人
2010年4月 PEG・在宅医療研究会 常任幹事
2010年5月 「鮒田式胃壁固定具Ⅱ」を学会発表
2010年8月 「鮒田式胃壁固定具Ⅱ」を株式会社クリエートメディックより製品化
2011年9月 「鮒田式胃壁固定具Ⅱ」関連特許取得
2012年6月 「鮒田式胃壁固定具Ⅱ」関連特許取得
2014年)6月 財団法人日本医科器械資料保存協会の平成25年度 第22回「医科器械史研究賞」を「鮒田式胃壁固定具の開発―胃瘻の歴史から見た鮒田式胃壁固定具の意義―に関する研究報告」という論文で受賞。第89回日本医療機器学会大会で表彰を受ける。
2015年9月 財団法人日本デザイン振興会より2015年度グッドデザイン賞を授与される。
2016年1月 天王山会館(鮒田昌貴記念館)を竣工披露し、医科器械史研究賞・グッドデザイン賞受賞祝賀会並びにその席上で「鮒田式胃壁固定具・鮒田式胃壁固定具Ⅱ」が財団法人日本医科器械資料保存協会の医科器械歴史資料館に殿堂入りし展示されるため協会への贈呈式を挙行す。
2017年8月 PEG・在宅医療学会 代議員
資 格
医学博士
日本消化器内視鏡学会専門医
日本医師会認定健康スポーツ医
日本医師会認定産業医